健康は科学です。整体で騙されないためのポイントとは？

様々な記事を書いているので、

様々な方から相談の連絡をもらいます。

 

こんな施術を受けています。

良い先生で、良く話は聞いてくれます。

ただ、治らないのですが、

続けた方が良いでしょうか？

といった相談もあります。

 

これに関しては簡単ですね。

今すぐ辞めた方が良いです。

 

理由は簡単で、

①先生との信頼関係が作れてない

②そもそも治療になってない可能性がある

③先生が良い人だから通っている

という点です。

 

私はコミュニケーションはあまり得意ではないので、

ただただ身体と健康の話だけをします。

 

当たり前ですよね。

だって、それを求めて整体に行くのですから。

 

多くの方が間違えるのですが、

整体は科学です。

 

何をしたら何になる。

どうすればどうなる。

そうするとそうなる。

 

これらを突き付けるのが健康です。

 

美味しいものを食べると元気になる！

これは気持ちの問題で、

直ぐに元気がなくなります。

 

ストレス解消のために運動すると、

終わった後にすっきりする！

次の日まで残りませんよね。

 

むしろ、上は両方とも悪い方向に振り戻されます。

 

いやー、昨日食べ過ぎたから内臓の調子悪くてさ。

や

旅行に行ってきたけど、やっぱり疲れるねー。

など、当たり前に言いますよね。

 

これは科学的に考えると当たり前なのです。

健康で大切なのは、ちゃんと科学にのっとっているかです。

 

と、言われてもわかりにくいですよね。

本日は整体で騙されやすい言葉や、

多用される騙しのテクニックをお伝えしていきます。

1.先生の人柄はどうでも良い

1-①資格所持数＜＜＜資格の中身

1-②先生の思いの優先順位は最下位

1-③優しい、ちゃんとしているなどは治療に関係ない

 

2.HPはあくまでも参考

2-①HPを見た段階で通院は決めない

2-②HPの権威者の声は気にしない

2-③患者さんの声は結構重要

 

3.施術を受けている時の注意点

3-①喋りではなく内容をちゃんと気にする

3-②曖昧にせずちゃんと聞く

3-③治療効果は実感しているか？

 

4.総括

 

5.関連リンク

多くの方が気にするのが、先生の人柄ですよね。

これは、勿論良いに越したことはありませんが、

優先する必要はありません。

 

理由は簡単で、整体における良い先生というのは、

腕が良い先生のことだからです。

当たり前ですよね。

これ、結構多いのですが・・・。

資格数に圧倒される方がいます。

しかし、資格の数というのは割とどうでもよくて、

重要なのは資格の中身です。

 

自画自賛になりますが・・・。

私は国家資格を2種持っています。

 

国家資格は解剖学や生理学など、

お医者さんと同じ科目の勉強をします。

 

そして、国家試験があるので、

3～4年は学校に通う必要があり、

国家試験を通るためにも、

最低限の知識が必要になります。

 

それに対し、民間資格は1日セミナーに参加すれば良いだけのものもあります。

そして、そのセミナーは普通のサラリーマンや主婦の方が受けて受かったりもします。

そのくらい、資格というのには差が大きいのです。

 

なので、資格に関しては、

本当は気にしなくても良いですが、

気にするのであれば、その資格がどんな資格かを気にしてください。

結構、先生の思いを大切にしている方が多いんですよね。

これもどうでも良いポイントです。

 

理由は簡単で、どんなに熱い思いを持っていても、

治療技術が伴っていなければ何の意味もないからです。

 

毎日勉強してます！

と言っても、してるかわかりませんし、

日々研究してます！

というのは整体師であれば当たり前です。

 

なので、行くのを決めた後に、

先生の思いなどは見るようにしてくださいね。

これは私の身内に基づく話なのですが・・・。

「優しい」という治療に全く関係ない要素で、

通院する場所を決めていることがあります。

 

残念ながら、先生が優しくても、厳しくても、

結局は身体の反応は科学なので、関係ありません。

 

例えば、優しく言ってもやらない患者さんもいれば、

厳しく言ってもやらない患者さんもいるので、

治療には関係ないです。

 

そもそも、

優しくても厳しくても、診断、治療、対策が間違っていれば、

全く治療効果が出ないわけですから。

 

私が九州から帰ってくるまで、うちの祖母が近くの整体に行ってました。

 

全然良くならないので、どんなことをしているか聞くと、

全く意味のない治療や、見当違いなセルフケアばかり教わってました。

 

本人も良くなってないにも関わらず、

先生のことを信頼していたので、

なんでか聞くと、結局は、

「話を聞いてくれる優しい先生だから」

とのことでした。

 

私が帰ってきてから、教わったものを全て中止し、

正しいケアをしたら、直ぐに膝の痛みがなくなりました。

 

「無理のない範囲でスクワットしてくださいね」

と言われたそうですが、膝の治療としては最悪です。

姿勢を治すだけですぐに良くなったので、

優しいなどは全く意味のない要素だと思ってください。

昨今、新しい整体院を探すときは、

HPを見て決めることが殆どですよね。

 

チラシが入ってきても、

結局は気になればHPも見ると思います。

 

HPはあくまでも、その整体院の表面が解るだけです。

結局は、あなたに合った治療がちゃんと行われるかが重要です。

 

そもそも、考え方や治療法が少し載っているだけで、

権威の方々やお勧めの声なんかが多く載ってても、

自分に合うかは全く分かりませんよね。

意外と多いのですが、

HPを決めた段階で通院を決める方がいます。

当院でもいるのですが、これは辞めてください。

 

HPというのは、当たり前ですが、

良い情報と考え込んだ情報が載っています。

行ってみたら全然違うということも多いようです。

 

なので、HPはあくまで参考程度に考え、

行ってみて治療を受け、話を聞いてからちゃんと決めてください。

お医者さんや各種有資格者の声は気にしないでください。

セミナーなどに出ていれば、簡単に集められるので、

はっきり言って、殆ど参考になりません。

 

恐ろしいことに、

お医者さんの顔を載せてお勧めの言葉を載せるという、

医療を何とも思ってないサブスクなどもあります。

一番信頼できるのが、患者さんの声だと私は思っています。

顔が一緒に乗っているのはすごく信頼できませんか？

 

患者さんと先生の間にしっかりと信頼関係が生まれてて、

その上で治療効果が出ているからこそ、載せられるものだと思っています。

 

何より、患者さんは素人なので、

どんな治療を受けようが、何をされようが、

良くなったか、なってないかしか気にしません。

なので、患者さんの声はかなり重要だと思っています。

ここまで来たら、あとは気に入ったところに通院するだけですね。

通院時の注意点を最後に書いていきます。

かなり重要なのが、これです。

喋り方や、伝え方ではなく、

その先生が本当にちゃんと理解できているのかが重要です。

 

例えば、私の好きな先生で、

DRT創始者の上原先生や、

食養術のBL研究所の冨田先生は、

変な抑揚やオーバーリアクションなどはなく、

淡々と話をしていきます。

 

それに対し、私が嫌いな先生・・・

さすがに名前は上げられません(笑)

 

その先生たちは、言葉や仕草に余計なものが多く、

色々な話をしながら相手を引き込んでいきます。

 

ここがかなり重要で、

本当に治療効果のある先生は、話に変な技術や知識を使わず、

治療に技術や知識を使っているのです。

 

なので、その人の言っていることは本当っぽい、

ではなく、その人の言っていることは正しいのか、

本当にその人のいうことを聞けば良くなるのか、

そこをちゃんと判断してください。

 

自信がありそうとか、

凄い先生そうだとかはどうでも良いです。

 

騙されないよう、ちゃんと話を聞いて、判断してくださいね。

これもかなり重要です。

通院して、説明を受けたら、

ちゃんとどうなるかを自分が理解できているかを気にしてください。

 

例えば、上原先生の場合には、

施術を受けて、指標が良くなれば、良くなります。

その為には、普段からちゃんと姿勢をして、

治療のたびに良くなっていけば、良くなります。

という旨の話をしてくれます。

 

冨田先生に関しても、

無駄な食事をとらず、

しっかりと歩けば良くなります。

という旨の話をしてくれます。

 

その時の姿勢や無駄な食事に関しては、

その方に合わせた話をしてくれます。

 

治らない整体の場合、

そこの「その方に合わせた」という部分が曖昧になりがちです。

 

A.姿勢が悪いので治りません。

B.どの姿勢が悪いですか？

A.座っている姿勢です

B.どうすれば良いですか？

A.綺麗に座ってください。

 

などの様に、すごく曖昧な話になります。

綺麗に座れないから、姿勢が悪いんです。

そして、どの姿勢が悪いのかわかってないから、

その姿勢になってしまうのです。

 

A.筋肉が固いので痛みが出ます

B.何故固いのですか？

A.ケア不足です

B.ケアすれば良くなりますか？

A.なります

 

当たり前です。

しかし、固まっている原因をちゃんと教わってないので、

この会話の場合には、直ぐに再発するでしょうね。

先生としては悪くなれば通うので、問題ないんでしょうけど。

 

このように、曖昧に済まさないようにしてください。

勿論、一生その整体に週一通うなら問題ありませんが、

ちゃんと良くなりたい場合には、ちゃんと聞いてくださいね。

当たり前ですが、重要なことです。

健康は科学と書いた通り、

正しい治療が行われれば、

身体は正しく良くなります。

 

良くならない場合には、治療が間違っているのです。

 

悪すぎる場合には、なかなか良くなりません。

しかし、ある程度通えば、少しでも効果は出ているはずです。

 

勿論、あなたが言われたことをせず、

無茶苦茶な生活をしていれば、

中々効果は出ないと思いますが。

 

治療効果が出ているのか。

「効いてる気がする」

「良くなってる気がする」

こういう時は、ちゃんと自分と向き合ったり、

先生に直接聞いて確認してくださいね。

お身体を良くするには、

気のせいや気持ちや思いというのは必要ありません。

 

勿論、当院に来られている患者さんは、

私のことを優しいと言ってくださる方が多いですが、

それ以上に良くなっているから来てくださいます。

 

あなたは治療を求めているのか？

はたまた、リラクゼーションを求めているのか？

これは自分の中ではっきりさせてくださいね。

 

リラクゼーションを求めている場合、

騙す騙された、という話が出ることはありませんので。