息苦しさ、呼吸の苦しさ

コロナ禍になり、息苦しさを感じる方が増えてきています。

多くの方はマスクの影響と思っていますが、

マスクを外していても感じるものは、マスクは関係ありません。

 

息苦しさには、2種類あります。

首が絞められるような苦しさと、

息を大きく吸えない息苦しさです。

 

今回は後者の息を大きく吸えない方を取り上げていきます。

目次

1.何故大きく息が吸えない?

1-①肋骨の固さ

1-②肩甲骨の固さ

1-③腹筋の固さ

1-④横隔膜の固さ

 

2.原因は?

2-①肩甲骨周りを固めている

2-②腹筋が使えていない

2-③意味のない筋トレ

 

3.治し方は?

3-①変な癖を治す

3-②たった一つの姿勢を意識する

3-③間違った認識を正す

 

4.当院の治療

4-①骨の位置を整える

4-②筋肉を緩める

4-③再発しない姿勢を覚えてもらう

 

5.総括

 

6.関連リンク

1.何故大きく息が吸えない?

息苦しさのある方の殆どは、姿勢を過剰に気にしている方です。

1.猫背にならないように気を付けている

2.巻き肩にならないように気を付けている

こういう方で、息苦しさのある場合、間違いなく改善します。

 

理由は簡単で、物理的な問題が出ているからです。

病院などで相談すると、薬などが出されると思いますが、

いくら薬を飲んだところで、関係ないのです。

 

呼吸には肺と横隔膜が大きく影響しています。

肺という袋を、横隔膜が広げることで、息が吸えます。

吐くときは横隔膜が力を抜けばそのまま出るのです。

 

肺は前後左右を肋骨、上を鎖骨、下を横隔膜に囲まれています。

それらが動かなければ、勿論、呼吸は苦しくなります。

 

自律神経や高齢期、ホルモン、栄養など、

訳の分からないものと絡められることが多いですが、

いくら健康に良いものを摂っても、自律神経を整えても、

呼吸が楽になるということはありません。

 

イメージとしては、密着の強い服を着ているようなものだと思ってください。

その状態で深呼吸しても苦しいですよね。

その状態でどんなストレッチ、薬を飲んでも意味がないというのは分かるかと思います。

 

各部位が何故問題になるのかを書いていきます。

①肋骨の固さ

まず挙げられるのが、肋骨の固さです。

肋骨は動かないように思われるかもしれませんが、

肋骨を振れたまま深呼吸をすると多少広がっているのが感じられるかと思います。

 

つまり、肋骨が動かなければ、肺が動けないので、

呼吸は苦しいままになってしまうのです。

 

腹筋、胸筋、背筋などが固まると、動きは悪くなります。

胸筋を鍛えすぎると呼吸が浅くなると言われますが、

肋骨の動きを悪くするせいで呼吸が浅くなるんですね。

 

腕を動かす範囲が狭かったり、あまり腕を動かさない場合、

肋骨に動きがないので、どんどん固まってしまうのです。

②肩甲骨の固さ

本来、肩甲骨は非常に自由に動きます。

上下左右、斜めに加え、肋骨の上を回ったりもします。

この肩甲骨が動かなくなると、肋骨の動きを邪魔するのです。

 

息を吸う時には外に、吐くときには中に動きます。

これが動けなくなり、呼吸の邪魔をされるわけですね。

 

背筋や肩の筋肉が固まると、動きが悪くなります。

身体に良いと、懸垂や逆立ちなどがこれに影響を与えます。

 

また、猫背や巻き肩を治す方法、

肩こり解消のストレッチなど、間違っていると固まります。

③腹筋の固さ

これも影響が大きいです。

腹筋は肋骨の下の方についています。

これが固まると、本来広がれなかったり、

そもそもお腹が固いので腹式呼吸が出来なくなります。

 

腹筋運動に加え、猫背になるとここが固まります。

が、皆さん腹筋は意識したことがないので、猫背の改善方法でも、

正しく修正出来ている方は殆どいません。

 

整体師でも猫背の治し方を間違えている方は多いです。

恐らく、息苦しさで困り、整体院に行ったにもかかわらず、

効果が出ずにここを見ている方もいると思います。

 

そして、そういう方は間違いなく

「姿勢のせいだ」と言われるにもかかわらず、

「胸を張って下さい」としか言われないと思います。

それが間違っているので、治らないのです。

④横隔膜の固さ

あまり多くないのですが、横隔膜が固いせいで呼吸が浅くなっている方がいます。

横隔膜は肺を膨らませる直接的な筋肉です。

筋肉のイメージはないかもしれませんが、

焼肉や焼き鳥などで食べるハラミがこれに当たります。

 

横隔膜は呼吸が浅い状態が続くと、動きにくくなっていきます。

また、猫背が強すぎても、自由に動けないため、

働きがどんどん悪くなっていくのです。

 

横隔膜の筋トレなどもありますが、

まずは横隔膜がしっかりと働ける状態になる必要があります。

 

結局は筋肉なので、神経の働きもですが、

猫背をちゃんと治して横隔膜の動けるスペースの確保が重要なのです。

2.原因は?

呼吸が苦しくなるのは原因があります。

よく言われるのが「気にしすぎ」ですが、

ハッキリ言ってそんなのは関係ありません、

だって、事実として苦しいのですから、気のせいなわけがないのです。

 

なので、呼吸に関しては1で書いた者たちの動きを良くする必要があります。

逆に言えば、いくら気にしていても、それらが良くなれば、

しっかりと呼吸が深くなっていくのです。

 

では、何故1の原因が固まっていくのかを書いていきます。

①肩甲骨周りを固めている

肩甲骨から胸の範囲を固めている方が多いです。

猫背や巻き肩を意識しすぎるあまり、

間違った身体の使い方になっているとこうなります。

 

原因は普段の姿勢ですが、無自覚の姿勢よりも、

意識的に変えた姿勢でこの辺りは固めることが多いです。

猫背の方で特に固まりやすいのですが、

猫背を意識しているにも関わらず、治っていないので、固まるのです。

②腹筋が使えていない

良い姿勢を取るには、腹筋を使う必要があります。

1で書いた通り、腹筋が固まれば肋骨が動かなくなるのですが、

腹筋は正しく使われていればちゃんと柔軟性があるのです。

 

しかし、間違った姿勢では、腹筋は使われないので、

固くなってしまうのです。

 

ここで絶対にやめてほしいのは、腹筋の筋トレですね。

使えていない腹筋を急に筋トレしても、余計に固まります。

正しい姿勢を取ることで、正しい腹筋の使い方をする必要があるのです。

③意味のない筋トレ

最近ご相談いただく方はこれが非常に多いです。

肩こり、腰痛、自律神経に効く筋トレを教わったので、

としている方が多いのですが、殆どの場合、悪影響でしかありません。

 

ハッキリ言います。

呼吸を楽にする筋トレなんてものはありません。

逆に、筋トレはすればするだけ、呼吸を浅くします。

 

勿論、スタートは他の症状なのでしょうけど、

結果として呼吸への影響をしていることが多いのです。

なので、もし息苦しさがある場合は、今すぐに筋トレを辞めてください。

3.治し方は?

息苦しさは肋骨の影響です。

極論を言えば、肋骨を固めている原因を無くし、

肋骨の動きを妨げる筋肉を緩めれば良いのです。

 

一般的な整体ではこの原因を軽視しているところが多いです。

なので、施術直後は良いものの、直ぐに息苦しさが出るのです。

当院の場合、そこを明確にするからこそ、効果が長続きします。

 

反応の良い方の場合、1回で苦しさが20%まで軽減した方や、

2回目に来た時に、息苦しさを忘れていた、という方がいます。

これは施術の腕よりも、原因が取り除かれた影響が大きいのです。

①変な癖を治す

息苦しさのある方は、1に書いた場所を固める変な癖のある方が多いです。

肩をすくめる、胸を張りすぎる、腰をそらす。

人によってその変な癖は異なります。

 

そして一番厄介なのが、これが無自覚に出ている場合です。

身体の状態を見ると、大体どんな姿勢が多いか、

どんな癖があるかがわかるのですが、

それを指摘されても、良く分かっていない方は驚くほど多いのです。

 

勿論、癖なので無自覚にしています。

ですが、それを改善するには、意識してその癖を無くさないといけないのです。

 

人によってこの癖は異なるので、万人が治す手段はありません。

身体を見たうえで、それを意識する必要があるのです。

そして、難しいことに、癖なのでそれを無くしていくのは時間がかかるのです。

②たった一つの姿勢を意識する

間違った姿勢が出るのは、そもそも間違った姿勢を認識しているからです。

人によって息苦しさの原因は異なりますが、

多くの方が猫背を意識しすぎていることが多いです。

 

実は、思い切り猫背にすると、呼吸は楽になります。

逆に、それをしてもあまり楽にならない方の場合、

身体を改善させるには時間がかかってしまいます。

 

勿論、これは施術と共に行うことで意味があるものです。

猫背だけを意識すると、今度は猫背になり、別の症状が出るようになります。

③間違った認識を正す

癖も姿勢も、そもそも良いものを間違えていることが多いです。

良いと思っていたことが悪さをしていたり、

習慣が悪影響を与えていた、ということが多いのです。

 

なので、当院ではその癖や、姿勢を正しく覚えなおしてもらっています。

そうすることで、癖や姿勢を正しく理解し、症状を改善することが出来るのです。

 

他の整体院などに行き、症状がぶり返す方は、ここの差が大きいです。

寧ろ、場所によっては間違った認識を植え付けられていることも多いです。

 

終わったあとは調子良いけど、しばらくすると戻る。

最初の頃は癖のせいでそれが出るのは当たり前ですが、通い続けても出ている場合、

そもそも認識が狂っている場合があります。

残念ながら、その場合にはいくら通院しても治ることはありません。

4.当院の治療

何故、当院は即効性があり、効果が長続きするのか。

簡単に言うと、上記の問題を解決し、

原因となる部分をちゃんと潰しているからです。

 

息苦しさは自律神経の問題でも、メンタルの問題でもありません。

物理的に肺が膨らまないから、呼吸が苦しいだけです。

自律神経やメンタルを言い訳にするところは原因が見えていないせいです。

当院は自律神経が得意分野だからこそ、息苦しさの原因は自律神経ではないと考えてます。

 

勿論、自律神経の乱れで呼吸が浅くなることはありますが、

それは飽くまでもストレスが強くかかったときなど、

一時的なものであり、慢性的なものではありません。

 

そして、当院の治療は自律神経も一緒に整うからこそ、

息苦しさの治療には自信があるのです。

①骨の位置を整える

息苦しさの改善で重要なのは肋骨、肩甲骨、横隔膜の動きです。

肩甲骨と肋骨を動くようにし、横隔膜が働きやすい状態。

それを作るために、肩甲骨と背骨の位置を矯正します。

 

背骨を整えることで肋骨に動きが出て、横隔膜が動きやすくなります。

そして、それと共に自律神経が整うので、息苦しさを感じにくくなります。

②筋肉を緩める

姿勢が良いのに症状が出ている方は、基本的に姿勢が間違っています。

良い姿勢の場合には基本的に症状が出ませんから。

 

息苦しさを出すのは筋肉で言うと、背中とお腹の固さです。

肋骨の動きが原因、と言われることが多いですが、

そもそも肋骨の動きを悪くするのは背中やお腹が原因になります。

 

横隔膜を直接治療する場合もありますが、

背中やお腹の固さが悪さをしている原因のことが多いです。

なので、当院ではそこに時間をかけて治療します。

 

また、そこを緩めることで、自律神経も整います。

結果として、全体が整うので、症状が軽くなっていくのです。

③再発しない姿勢を覚えてもらう

これが最も重要です。

再発する方の殆どは姿勢を間違えています。

なので、良い姿勢を覚えることで、悪い癖を無くすと、

良い状態が維持できるようになるのです。

 

身体の回復と共にこれをすることで、身体は良くなっていきます。

逆に一生懸命治療し、ストレッチ、運動をしても、

この一番核になる部分がおざなりであれば、息苦しさはなくなりません。

5.総括

息苦しさの原因は、一番は悪い姿勢と癖です。

それを潰すことが一番健康に近づく手段であり、

治す唯一の治療手段になるのです。

 

自律神経は勿論影響しますが、

飽くまでも呼吸そのものよりも、

筋肉を固め、肋骨や肩甲骨の動きを悪くするせいだと思ってください。

 

病院でもらう自律神経の薬が効果的なのは、

その筋肉が固まる部分がなくなるだけです。

なので、少し楽になるだけで、原因は全く解決していないのです。

 

呼吸の苦しさで長年困っている。

そういう方は是非ご相談下さいね。

6.関連リンク

住所

 〒276-0023

 千葉県八千代市勝田台1丁目24-7  中条ビル202号室

 

電話

 070-9010-6258 

メール

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