当院は多くの方からご紹介頂くのですが、
ご紹介の場合にはなんとなく話を聞いているのでどうやって身体が回復していくか、
イメージのできている方は多いです。
しかし、初めて来られた方は当院の独特な治療で、
どうやって身体が治るのかを心配する声が大きいです。
そこで、当ページでは何故身体が良くなるか説明していきます。
1.状態説明
1-①身体がどう悪いか
1-②何故悪くなっているか
1-③治すにはどうすれば良いか
2.施術の理由説明
2-①何のために施術が必要か
2-②施術を受けるとどんな変化が起きるか
2-③どのような頻度で受ければよいか
3.姿勢、セルフケアの説明
3-①姿勢、セルフケアの重要性
3-②どこに気を付ければ改善するか
3-③何が改善していくのか
4.総論
5.関連リンク
一般的な施術所だと、今どこが辛いのか問診をして、
動きで痛みや可動域制限があればその動きをして、
その症状がある場所を入念に施術すると思います。
しかし、当院のように根本治療を謳っているところでは、
その症状をなくすのは勿論、出なくするのが最も重要です。
何度もその症状に困らされるのでは、生活が楽しくなくなってしまいます。
そのため、何故身体が悪くなっているのか、ご本人にもわかってもらうことで、
良い状態が続く身体を一緒に作っていこうと考えています。
身体が悪くなっている原因は大体が姿勢です。
そして、その姿勢は筋力不足や、過労、極端な使い方で乱れます。
偏った姿勢は骨をゆがめ、神経を乱し、筋肉を狂わします。
その結果、様々な症状が出ています。
身体を治すにはそれを理解してもらうことから始まります。
病院に行く方は、治しに行くというよりも、
何故自分の身体が悪いのかを見てもらう、という目的の方が強いのではないでしょうか。
「病院に行って血圧が高いから運動するように言われた」や
「内臓に影があるから調べた。食事を気を付けろと言われた」など、
結局は何が原因で、どういう症状が起きているから、
日常生活をどのように気をつけなさいと言われた、という話を聞くことが多いです。
何か治療をしましたか？と聞くと、大体が薬を出すか、
経過観察をしていきましょう、という話ですね。
それでも、皆さんそうやって聞くとなんとなく安心しますよね。
そして、何かできるのか調べたり、お医者さんに聞くと思います。
だからこそ、何故身体が悪くなっているのか、
骨や筋肉、関節のプロである私から説明させていただきます。
身体が悪くなっている理由は様々です。
仕事のし過ぎもあれば、運動のし過ぎもありますし。
お医者さんから言われたものであっていないものもあったりします。
当たり前ですよね。
お医者さんはあくまでも数値や検査で出たものに対してアドバイスしています。
そのため、整形外科の先生はともかく、筋肉や骨の使い方などに詳しくないお医者さんは、
言っていることが私たちと違う、ということも多々あります。
内科の先生にスクワットが良いですよ、と言われて真面目にやっていたところ、
膝や腰を痛め、辞めたらどんどん良くなったという方もいます。
これ当然の話です。
お医者さんは病気のエキスパートですが、身体の使い方のエキスパートではありません。
何より、昨今奇々怪々な病気が増えている中で、全ての病気を網羅しているお医者さんなんてのは土台無理な話です。
なので、そのお医者さんが悪いのではなく、飽くまでも一般的なアドバイスだと考えても良いでしょうね。
悪口ではなく、単純な事実として書いています。
だって、私に食事のことを相談しようとは思いませんよね？
私は身体のプロということを皆さん知っていますから。
なので、内科の先生に膝の相談をしても、
私が食事に一般的なアドバイスしかできないのと同じなのです。
だからこそ、身体のプロである私の説明が必要になります。
何故悪くなっているのか。
その原因を変えることでしか、再発予防はできません。
身体が悪くなっている原因は姿勢が主ですが、その姿勢が乱れている理由は様々です。
そのため、その原因を治さなければ、絶対に身体は良くなりません。
肩一つとっても、平背（背中がまっ平）や猫背（背中が曲がっている）の影響がありますし、
腰でも使い過ぎや反り腰など、症状によって原因は真逆のこともあります。
なので、今出ている症状はどういう理由で出ており、治すにはなにをする必要があるのか、
それを理解してもらうことが、根本治療には最も早いのです。
何より、それを治さないと施術を一生受け続けなくてはなりません。
勿論、それで良いのであれば良いのですが、それはご本人が辛いでしょう。
なので、良い効果が続くよう、治すための方法をお伝えしています。
当院の施術は背骨を整え、筋肉を整え、姿勢を整え、セルフケアなどをお伝えしています。
施術の時間は勿論ですが、その後の姿勢とストレッチはかなり重要です。
これらが普段の良い状態、そして、効果を長続きさせる手段となります。
一般的なマッサージ屋では効果は2.3日しか持ちませんよね。
それは、姿勢やセルフケアを教わっていないからなのです。
なので、最終的に自分でも治せるようになるには、
良い姿勢を取り、症状に合わせたセルフケアを覚えていくのが大切なのです。
最終的には、姿勢を整え、セルフケアでの良い状態の維持が目標になりますが、
良い姿勢をとれるようになるには、しっかりと身体を整えなくはなりません。
施術をなしで整えようとすると、やり過ぎて平背になったり、反り腰になったりします。
そのため、まずは柔軟に動く背骨を作り、思ったように動く筋肉を作る必要があります。
それをかなえるために、はじめの頃は施術を頻繁に入れるのをお勧めしています。
今している悪い姿勢は、あなたの一番楽な姿勢であるため、その姿勢になっています。
そのため、放っておくとすぐに戻ってしまうのです。
しかし、その姿勢は今出ている症状の通り、身体に良い姿勢ではありません。
正しい姿勢とは、身体に負担をかけない姿勢なのです。
しかし、今まで使っていない筋肉や、動いていない関節を動かそうとすると、
身体にはかなりの負担がかかり疲れてしまうため、悪い姿勢に戻ってしまいます。
その姿勢が疲れないように、そして、正しい姿勢が取れるようになるために、
一番悪い時には施術を受けないといけません。
施術を受けると、一時的に姿勢は良くなります。
猫背だった方は背中が伸びますし、反り腰だった方は腰がまっすぐになります。
様々な整体院で見る写真の通りですね。
悪い姿勢をしていた筋肉が柔らかくなり、
骨が動くようになるので、そういった反応が出ます。
しかし、正直終わった直後の姿勢が良くなる、なんていうのはどうでも良いのです。
大切なのは、その次に来た時に終わったときの良い姿勢をどれだけ維持できたか、なのです。
そうでないと、なんの意味おありませんからね。
施術を受け続けることで、良い姿勢を維持できる期間は長くなっていきます。
身体がちゃんと働くようになるので、良い姿勢をとれるようになります。
そして、良い姿勢は身体への負担が少ないため、良い姿勢の方が楽になっていくのです。
では、その良い姿勢が浸透するのはどのくらいでしょうか。
これは、人によって異なります。
姿勢は運動の癖と同じで、一度ついたらなかなか治りません。
プロスポーツ選手が悪癖を治すのに時間がかかるのと同じですね。
そのため、人によって頻度は異なりますが、
平均的には1か月は週に1回通う方が多いです。
勿論、悪い方は週に3回通う方などもいますが、これは特例です。
逆に、週に1回を2回するだけで、その後の期間を開けられる方もいます。
良くなれば、通院期間はどんどん開けられるようになるわけですね。
逆を返すと、自分で気を付けることができない場合には、
ずーっと週に1度を繰り返すことになります。
内臓疾患のある方や、薬を飲み続けている方に関しても、
根本が大分悪いので、週に1度を長く続けてもらうこともあります。
悪い習慣が根強い方はそのくらいの頻度でないと、良くならないのです。
姿勢や、セルフケアで治しきれない根本に関しては、
当院に来てもらうことでしか治せません。
勿論、ご自身でその根本を治す方法もお伝えはしていますので、
気を付ければ気を付けるだけ、身体の回復は早くなり、
通院のペースは開けられるようになると思ってください。
ごくまれにそういうのを全部こちら任せにして、
週に1度をずっと繰り返す方もいましたが、
時間とお金がもったいないので、なるべく意識してくださいね(笑)
仕事や、スポーツのパフォーマンスを上げたいという方であれば、
頻繁に通うのは大歓迎です！
施術で良い姿勢をとる身体作りと並行して行うのが、良い姿勢の作り方です。
使える身体になっても、その身体をうまく使わなければ宝の持ち腐れで、
身体は一向に良くなることはありません。
そのため、当院では施術よりもここの部分を最も大切にしています。
良い姿勢が取れていれば、次に来た時にそれが身体からわかりますし、
しっかりとセルフケアをしていれば、身体は想像よりも良くなっています。
逆に、身体が悪ければ、良い姿勢が取れていなかったということです。
その際は、何故良い姿勢をとれていなかったのか、尋問しますので気を付けてください(笑)
姿勢、セルフケアを覚えることは、普段から良い状態を維持できることにつながります。
施術頻度を減らしても大丈夫になるようになるための手段だと思ってください。
また、身体の回復が早まったり、何か不調が出たときに自分で治せる手段にもなります。
姿勢やセルフケアをお伝えしていた方で、
膝の痛みを自分で治した方や、
ぎっくり腰を自分で治した方もいました。
また、セルフケアはストレッチなどだけではないので、
動機を治した方や、不眠を治した方もいます。
勿論、これらは一例であり、長らく通院した方に限りますが、
セルフケアを真面目にすること、そして、意味を理解することで、
自分の身体を自分で治せるようになるのです。
勿論、負担は溜まるので、全てを自分で治すことはできません。
私も、月に一度はどこかしらに施術を受けに行きます。
しかし、逆に言えば、セルフケアをしっかりとすることで、
週に一度のケアで足りる身体を作ることができるのです。
では、何に気を付ければ良いでしょうか。
重要なのは、自分の身体を悪くしている一番のポイントを改善する、ということです。
そして、それは自分では意識できません。
ストレートネックを治したい方であれば、背中から治さないといけませんし、
背中の状態にひょっては治し方や姿勢が全く異なります。
治していたつもりが、逆に悪くしていたことも多々あります。
そして、厄介なのがYouTubeやInstagramなどのストレッチ動画が増えていることです。
勿論、発信している方々はヨガや解剖学的知識を動員して行っているので、
正しいことをしていることが殆どなのですが、はっきり言って素人が同じにはできません。
実際、私が面と向かって口頭で説明しても、伝わらないことはままあります。
そのため、間違えたまま行ったり、無理やりしたりすることで、
身体を痛めている、というパターンも結構な数いらっしゃいます。
どの筋肉が固い、と伝えると、真面目な方はいろいろと調べてやってくれます。
それが間違いに気が付くこともなく、身体を壊していくこともあるのです。
そして、身体が良くなるには順序があります。
ストレートネックを治すのに、ソトレートネック改善法だけやっても身体は良くなりません。
だからこそ、一番気を付けないといけないところを伝えさせていただいてます。
当院でお伝えするセルフケアは殆ど姿勢を治すためのものです。
私自身、姿勢を治すストレッチしか殆どしていませんが、健康を保てているので。
勿論、昔は対処療法的なストレッチをしていました。
腕が痛いから、腕をマッサージ、ストレッチをする、などです。
しかし、それは結局一時的な効果しかありません。
なので、背中の固さを取り、ちゃんと正しい姿勢をとるようにしたところ、
よほど無理をしない限りは腕が痛くなることはなくなりました。
だから、セルフケアでは姿勢を治すものを中心にお伝えしています。
どうしても、時間の都合上、ストレッチのかけられないものに関しては、
宿題のような形でしてもらうことはありますが、
それもやってもらうのは背骨が綺麗になり、姿勢が整ってからです。
綺麗な姿勢が取れるようになれば、身体の痛みは出なくなる。
施術、説明、セルフケア・・・それら全てはそのために行っていると思って下さい。
当院の一番の目標は「綺麗な姿勢で過ごせるようになること」です。
それが健康の一番の近道ですから。
一流の人たち程姿勢は綺麗なものです。
綺麗な姿勢は身体を健康に導いてくれます。
身体のパフォーマンスも、頭の回転も、
全ては健康な身体から持たされるものですから。
綺麗で健康な身体になれば、あとは勝手に身体が治してくれます。
人間には自律神経、自然回復力という、素晴らしい機能が入ってます。
切り傷や擦り傷なんかも、意識しなくても治りますよね。
ばい菌が入らないように綺麗にしておけば勝手にきれいになります。
その勝手に良くなる、を活かすために良い姿勢を作っています。
治すのは私でも、あなたでもなく、あなたの身体です。
その治す機能の邪魔をしないよう、良い姿勢で負担をかけないようにしてください。
それが、当院の施術法であり、身体が良くなる理由です。