今更聞けない姿勢矯正！効果とは？やり方とは？
姿勢矯正をする整体院やカイロプラクティックが増えてきていますが、
姿勢矯正という言葉自体、ぼんやりとしか理解してない方は多いです。
骨盤矯正が流行った時も同じでしたね。
何となくよさそうな言葉に皆さん飛びつきましたが、
結局書いてあるほどの効果が出ず、離脱していったと思います。
何故そういうことが起きるか。
簡単です、理解できていないからです。
これは患者さん側も、施術する側も、理解できてないのです。
あ、患者さんが理解できてないのは問題ありません。
それを説明するのが施術側だからです。
ただ、施術する側でも、施術すれば良くなるという勘違いをしている方が多く・・・。
姿勢矯正をできていないところは実は多いです。
このページでは、今更聞けない姿勢矯正についてお伝えしていきます。
目次
1.姿勢矯正をするとどのような効果があるのか？
1-①身体の耐久性が上がる
1-②身体が正常に働く
1-③症状がなくなるのはまた別の効果
2.姿勢矯正をするためにはどのような方法があるのか？
2-①カイロプラクティック
2-②整体
2-③姿勢矯正ベルト、下着は基本的に駄目
3.姿勢矯正を選ぶ際に注意すべきポイントは何か？
3-①効果があるか
3-②知識があるか
3-③アフターフォローが最重要
4.総括
5.関連リンク
1.姿勢矯正をするとどのような効果があるのか？
まず、多くの方が間違えているのですが、
姿勢矯正の効果は
「姿勢を良くする身体を作る」
という効果です。
受けていれば姿勢が良くなるものではなく、
飽くまでも、良い姿勢を作りやすい状態になるだけです。
当院にも姿勢矯正が目的で来られる方も居るのですが、
そういう方の多くは別の整体院に行っていた方も多いです。
そういう方は姿勢矯正をわかってない整体院に当たってしまっているため、
「施術を受け続けると良くなると言われました」や
「まだここに問題があります」など、
なんだか良く分からない指摘をされるようです。
姿勢矯正に重要なのは、動きやすい身体を作った上で、
自分で良い姿勢を取るということです。
施術だけでは姿勢は良くなりません。
①身体の耐久性が上がる
では、何故当院が姿勢矯正を推し進めているのか？
その理由は簡単で、根治療法には一番近道だからです。
色々な症状が出るのは、身体の耐久性が低いからです。
例えば、真っすぐのジェンガと、クネクネのジェンガでは、
前者の方が圧倒的に倒れにくいですよね。
なので、治療で良くした後、良い姿勢を維持できれば、
効果が長続きし、何より普段から不調が出ない身体になるのです。
再発しない身体、これが根治療法で最も重要で、
姿勢矯正するとそれがしっかりと達成できるのです。
②身体が正常に働く
上は症状の予防ですが、こちらは生活の質向上です。
足が上がりにくい、腕が上がりにくい、首や腰が回らない。
これらは姿勢が歪み、背骨が歪むと出る症状です。
痛みなどの症状が出なくても、何となくあるこれらの症状は、
姿勢が良くなると動きやすくなり、身体が正常に働くようになります。
なので、普通の生活の中でもですが、運動をしている方など、
運動のパフォーマンスが上がります。
症状の予防だけでなく、生活の質も向上するわけですね。
③症状がなくなるのはまた別の効果
一番勘違いしないでほしいのが、
痛みやコリがなくなるのは、姿勢矯正の効果ではなく、
歪んだ背骨を整えたり、筋肉を緩めた結果出ている症状です。
・・・少しわかりにくいですかね。
例えば、整体やカイロプラクティックなどでの姿勢矯正は、
絶対に骨の調整やマッサージを行います。
症状がなくなるのは、飽くまでもその治療の効果です。
姿勢矯正の効果は、その後のその状態を維持するための効果なのです。
なので、ジムや補正下着などで、
「良い姿勢を取ろう！」
というのは、飽くまでも良い姿勢になるだけで、
症状がなくなる、という訳ではないのです。
つまり、何か症状があり、姿勢矯正を考えるというのは、
少し間違えている考え方と言えるのです。
整体やカイロプラクティックでの姿勢矯正は、
良い姿勢を取りやすい身体を作った段階で、
骨の歪みや筋肉の固さが取り除かれるので、
症状が無くなっていくわけです。
そこは姿勢矯正ではなく、単純な治療です。
これは施術する側も間違っていることが多いので、
姿勢指導が無い姿勢矯正はただの治療だと思ってください。
また、姿勢を正すためにジムや補正下着を使う場合も、
姿勢を良くする効果はあっても、症状を無くす効果はないのをご理解下さい。
ちなみに当院の姿勢矯正は、DRTと指圧で動きやすい身体を作り、
最後の姿勢指導とセルフケアで良い姿勢を維持することを伝えています。
2.姿勢矯正をするためにはどのような方法があるのか？
では、姿勢矯正は具体的にはどのような方法があるでしょうか？
一部ではありますが、説明していきますね。
①カイロプラクティック
姿勢は背骨がメインです。
ストレートネック、猫背、フラットバック、反り腰、
これらは全て背骨の歪みを言っている状態です。
カイロプラクティックは背骨矯正のプロです。
その結果、動きやすい背骨になるので、
姿勢矯正とは相性が良いのです。
②整体
カイロプラクティックと整体の違いは、
カイロプラクティックが背骨のプロだとすると、
整体は全ての関節のバランスを見るプロです。
今はそんなに明確に分かれていませんが、
本来は二つとも関節・・背骨と背骨のつながりを見るのが得意なのです。
ただ、今は整体と言っても、揉み屋のようなところもあります。
整体なのに、マッサージのように、
筋肉をメインターゲットにしているところもあるんですね。
勿論、筋肉が緩めば姿勢を良くするのも楽にはなります。
ただ、背骨を気にしているわけではないので、
姿勢指導が適当なこともありますので、そこは見極めてください。
根治療法を謳っているにも関わらず、永遠に通わせるところもあるようです。
③姿勢矯正ベルト、下着は基本的に駄目
最近増えていますね。
姿勢矯正ベルトや下着ですが、これらは基本的にダメです。
当院はコルセットの使用をお勧めすることもありますが、
それは正しい使い方を知っている上での話です。
「着るだけで姿勢が良くなる！」
そんなわけありません。
「使うとみるみる背筋が伸びる！」
背筋は伸びれば良いものでもありません。
このように、目につく文句を書いているだけで、
実際には効果が無いことが殆どです。
仮に使う場合は、整体院やカイロプラクティック院など、
正しい知識を持っているところと併用して使ってください。
3.姿勢矯正を選ぶ際に注意すべきポイントは何か？
散々書いたけど、何を選べば良いの？
皆さん、そう思いますよね。
最後に良い姿勢矯正を見極めるポイントをお伝えしていきます。
まず、一番にご理解いただきたいのが、
施術者の話を聞いて判断するのではなく、
施術者の治療内容と、説明を聞いて判断して下さい。
当院に来られている方で、
週に2回、2年間姿勢矯正に通っていた方が居ました。
にも関わらず、ご本人は姿勢が悪いと思っているのです。
・・・これ、おかしくないですか？
その方、当院に来て週に1回を4週したら、
良い姿勢になったのを自覚され、今は10日に1回、
姿勢が悪くなっていないか確認のために来ています。
これも後数回続いて問題が無ければ、
2週間、3週間、1か月と開けて行く予定です。
何故良くなったか。
簡単です、正しい説明をして、正しい注意をしてもらったからです。
では、何故前のところでは治らないにも関わらず、
2年も無駄に通ってしまったか？
これも簡単です。
施術者の話が上手いからです。
正しいのではなく、通わせる、納得させる説明が上手いのです。
つまり、姿勢の部分ではなく、通わないといけないと思わせるのが上手だったわけですね。
こういう所は驚くほど多いです。
ちゃんと説明を聞いて、そこが良いかを判断してくださいね。
①効果があるか
当たり前ですが、これが重要です。
終わった後に姿勢が良くなっているか。
それが自覚できるかどうかです。
楽になった＝姿勢が良くなったではありません。
そして、姿勢が良くなったかを判断するのは、
次の日の朝など、施術直後以外です。
終わった後に姿勢が良くなるのは当たり前です。
これは姿勢矯正を謳っていなくても、出る効果です。
姿勢矯正という以上、姿勢が本当に良くなっているか、
次の日の朝、判断してください。
②知識があるか
姿勢矯正で大外れのところの見分け方があります。
「胸を張って下さい」
としか言わないところです。
勿論、猫背以外は完璧であればこれでも良いのですが、
そんな人は殆どいません。
知識が無いので、素人の方でも知っている言葉を延々吐き続けるのです。
そもそも、胸を張りすぎるとフラットバックという悪い姿勢になります。
なので、猫背しか知らない場合、その指導の一点になるわけですね。
③アフターフォローが最重要
あなたは何故姿勢矯正を受けましたか？
良い姿勢を取るためですよね。
姿勢矯正の一番のポイントは、
良い姿勢を取るための方法を教えてくれるかどうかです。
②とも被りますが、「胸を張って」は指導でも何でもないです。
あなたの姿勢はこれこれこうなっています。
なので、これこれこれに気を付けると、
これこれこれが治るので、姿勢が良くなります。
これこれこれに気を付けて過ごしてください。
この説明がない場合、絶対に姿勢は良くなりません。
当たり前ですよね。
今までの悪い姿勢は無意識に取っていたのだから、
ちゃんとした説明、アフターフォローがないと、
以前の姿勢に戻るため、良い姿勢はとれません。
4.総括
姿勢矯正のために重要なのは知識です。
如何に施術者が頑張っても、普段の姿勢までは良く出来ません。
良い姿勢を取るのは、結局あなた自身なのです。
ただ、その良い姿勢を伝えるのは、施術者です。
姿勢矯正に行っているのに良い姿勢の取り方を教えてもらえない。
その場合は姿勢矯正ではなく、ただ普通の治療だと思ってくださいね。
5.関連リンク
