こんにちは!
自律神経専門「におカイロ整体院」院長の鳰です。
本日は「言い訳をしだしたら健康にはなれません」です。
以前働いていたところの上司に言われたことがあるんですよね。
「もう年だから・・・とか、寒くなったから・・・って患者さんが言うでしょ」
「そこで『そうですね』っていうようになったらそれはもうセラピストトして終わりだからね」
お酒の場でしたが、この言葉がすごく胸に残っています。
本人はもう忘れているかもしれませんが(笑)
私はそもそも人の回復力を高める仕事をしています。
人の身体にはすごいシステムがあり、勝手に治す能力があるのです。
なので、私はそれを可能な限り引き出す施術と、
可能な限りそのシステムを活かせる環境づくりをしているのです。
今当院に来ている方で、80代中盤女性が二名いらっしゃいます。
お二人ともちゃんと通ってくれるうえ、私のいうことをしっかりと聞いてくれるんです。
偶に疲れていると「もう年だから・・・」とか、「気象病で・・・」とか言いますが、
「大丈夫、良くなりますから」というと本当に良くなって帰ります(笑)
人の身体の回復出来るレベルって、同世代の最も健康な人だと思っています。
芸能人を見たらすごく元気なお年寄りがいますよね。
私はそこまでであれば回復は可能だと本気で思っているのです。
だから、「年だから・・・」と言いながら皆さんいらっしゃってくれるわけですね。
では、不調の強い方は何故同年代と比べると身体が悪くなっているのか?
本日はそれについて掘り下げていきます。
言い訳をしだしたら健康にはなれません
先に言っておくと、治らない、と思っちゃダメというわけではありません。
「絶対に良くなるんだ!」という思いは強ければ強いほど良いですが、
心と思いが合致していない場合、自律神経に大きな負担がかかります。
簡単に言えば、思いと事実がバラバラなので、ストレスになるわけですね。
ただ、「もうどうせ治らない」と思って色々なところに行くのであれば、
お金の無駄なので、施術は受けず、痛み止めなどを飲んでいる方がマシではないかと思ってしまいます。
年のせい、と思い込んでいたものの、回復した方を3名軽く紹介します。
①80代中旬女性(膝の痛み、外反母趾、魚の目、坐骨神経痛、股関節痛、不眠など)
20代の頃から自律神経失調症を持っていたそうです。
「もう病気は長いから・・・」や「皮膚や骨の症状は治らないでしょ?」とよく言ってました。
結果を言えば、外反母趾、魚の目、坐骨神経痛、股関節痛はなくなっています。
50年続いている自律神経失調症は根が深いため改善はゆっくりですが、
度々「寝すぎて身体がだるいんです」と笑うことも増えました。
残っているのは、膝の痛みと、最近は腰痛があるそうです。
これらは長年の姿勢の影響なので、姿勢を治すしかないのですが、
長年続けてきた姿勢を治すには時間がかかるのです。
「治っていないってこと?」と思うかもしれませんが、
元気な時は杖もつかづに6000歩歩くそうなので、
単純に身体の負担でしょう。
新しい症状が出ると「これ治りますか?」と聞いてくるので、
「あれもこれも治ったじゃないですかー!」というと
「まあ、そうだけど・・・」と不服そうな顔をして治って帰ります。
治ってるじゃん!
②80代中旬女性(膝の手術、巻き爪、足の指の謎の痛み、腰痛、不眠、胃もたれ、食欲不振)
なんとびっくり、この年齢でゴルフに毎週行ってるそうです。
ゴルフがしたいから、と当院に来られました。
私はアスリート関係の症状も得意なので、少しフォームのアドバイスをしています。
結論を言えば、手術している膝と、根の不快自律神経以外はすぐになくなりました。
手術している膝、と言ってもゴルフに行かなければ大丈夫だそうですし、
状態の良かった時期には週に2回ゴルフに行っても不調が無かったそうなので、
良くなっているみたいですけどね。
この方の場合、「気象病って見かけたからそれだと思うの」とおっしゃっていました。
怠いのは仕方ないわよね、と。
しかし、少し前は2週間に1度でも絶好調だったので、正直関係ないと思いました。
そしたら、案の定色々な姿勢を確認し、修正したらまた元気にゴルフに行けるようになったそうです。
「気象病だから治らないわよね・・・」と言っていたのに、
「今日は天気悪かったから涼しかったの!」と喜んでいます。
・・・気象病治ってるじゃん!
③60代男性(腰椎ヘルニア、首、太もも、お尻の張り、痛み、冷や汗、不眠、胃もたれ)
「どこの病院に行っても何も判明しない」と死にそうな顔で来られました。
特に辛かったのが胃もたれで、病院で検査しても、胃は綺麗だからどうしようもなかったそうです。
そして、ともに出ていたのが腰椎ヘルニア。
高校生の頃からだそうなので、もう40年以上の付き合いになっているそうですね。
何処の整体や鍼灸に行っても、その場しのぎの説明と施術で困っているとのことでした。
実際、物凄く身体が悪かったので、数回施術を行ったところで症状は変わらない、と思うレベルでした。
特に胃もたれが凄まじく、水を飲むのも嫌なくらいだったそうです。
病院での検査結果を沢山聞いた結果、治りそうだとおもったので、
通院すれば治る、でも相当時間がかかると思う、と伝えましたが、
気合を入れて通われました。
この方の場合、「仕方ない」ということは全く言わなかったのが印象的でした。
結果的には、凄い高頻度で来てもらい、結局20回の施術で太ももとお尻の張り以外はなくなりました。
病院では「自律神経の影響です」と言われ「これを飲んでください」と胃薬を渡されたそうですが、
そもそも胃は綺麗とのことで、何の意味があるのかわからなかったので、病院と相談してもらい辞めてもらいました。
この方も気象病が強く、暑くなると体調を崩していました。
ただ、すずしくなると今度は身体が冷えすぎて、体温調整が上手くいっていないのです。
15回くらいを過ぎると、「体温調整どうですか?」と聞くと、
「ああ、昨日は涼しかったから寝やすかったね!」と答えるくらい回復しました。
何より、姿勢を治すことで非常に大きな改善が現れ
「姿勢て本当に大事だけど、治すの大変なんだね」
と分かってもらえました。
結局、上記3名の方の通り、身体が悪くなっている理由は天候でも年齢でもなく、
姿勢と正しい施術が行えているかが問題なのです。
これが何故提供されていないかと言えば、
施術するセラピスト側が「年齢も気象も身体に与える影響だから仕方ない」と思っているからなのです。
私は基本的には年齢は関係ないと思っています。
勿論、膝の手術をした人がマラソンを走りたい、と言ったら厳しいかもしれませんが。
普通通りの生活を送る分には、必要なのはいいわけではなく、正しい知識と施術です。
セラピスト側からすれば、「年ですからね」で済ませられれば楽なんでしょうけどね。
でも、そういいながら通ってくる患者さんは、心のどこかで本当は良くなりたい気持ちがある、と私は感じるのです。
・・・押し付けかもしれませんけどね(笑)
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