こんにちは!
自律神経専門「におカイロ整体院」院長の鳰です。
本日は「気象病について」です。
一時期から気象病という名前が使われるようになってきています。
認知度が中々上がらないようですが・・・天候不順で体調を崩すのは、
ちゃんと理由と原因があって起こすのです。
これを
「昔からだから・・・」とか、
「更年期だから・・・」とか、
そういうせいにしていては、ずっとそれと付き合わなくてはいけません。
勿論、「それでも良い」という方もいるかもしれませんが・・・。
基本的には不快な症状なので、なくしたいですよね。
本日は何故気象病になるのか。
何故、天気の悪い日や、雨の日、雨が降る前に
体調を崩すのかを説明していきますね。
気象病について
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=330x10000:format=png/path/s11afe1be047e9ec6/image/i421f53a28375417d/version/1653959878/image.png)
「気象病は気分の問題なので、
病院に行くときには、精神科に行きましょう」
・・・と書いてあるサイトがありましたが、絶対にやめてください。
それから、
「気象病で朝調子が悪い時は、
熱いシャワーを浴びて交感神経を高めましょう」
・・・と書いてあるサイトもありましたが、絶対にやめてください。
気象病は単純に、低気圧によって交感神経が刺激される症状です。
何故低気圧になると交感神経が優位になるのか。
これは凄く簡単な理由で、野生時代には雨は天敵だったからです。
雨に濡れると、体温が下がり、体温を上げるためにはカロリーと体力を使います。
ブルブル震えて体温を上げることで、病気などに対抗するわけですね。
そうしないと、体温が下がり、菌の蔓延する自然界では生きていけませんから。
そして、その際には雨に濡れないために、動ける身体になる必要もあります。
だから、交感神経を働かせて、動ける身体に作り替えるわけですね。
細かい反応は、気圧が下がると内耳に刺激が行って・・・。
と色々あるのですが、それそのものは別に重要ではないので割愛します。
本来、雨から逃げるために重要だった交感神経ですが、
現社会では交感神経が優位になりやすい場面が多すぎます。
狩りなどの有事の際にだけ働けばよかった交感神経が、
今は無駄に働き続けている状態になっており、
症状が出ないラインにいた交感神経が、
低気圧などの刺激でラインを越えてしまうと、症状が出るのです。
なので、気象病で出る症状は基本的に自律神経症状です。
例えば、頭痛や不眠、憂鬱、倦怠感などはその代表ですね。
神経痛、関節痛に関しても、交感神経が優位になることで、
筋肉が固くなり、血流が悪くなるので、生じる反応です。
なので、天候によって調子が悪くなる、というのは、
体質なんかではなく、普段の姿勢や、日常ストレスを多く抱えており、
そのギリギリ耐えられるラインを越えてしまったときに出る、というのが、
正しい症状の出方、出ている原因となります。
以前担当していた患者さんでは
「体調良くなったんだけど、雨が予測できなくなったわ(笑)」
という方がいました。
雨の前日は頭痛がしていたそうですが、治ってしまったそうです。
・・・良いことじゃないですか(笑)
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