こんにちは!
自律神経専門「におカイロ整体院」院長の鳰です。
本日は「気象病について」です。
一時期から気象病という名前が使われるようになってきています。
認知度が中々上がらないようですが・・・天候不順で体調を崩すのは、
ちゃんと理由と原因があって起こすのです。
これを
「昔からだから・・・」とか、
「更年期だから・・・」とか、
そういうせいにしていては、ずっとそれと付き合わなくてはいけません。
勿論、「それでも良い」という方もいるかもしれませんが・・・。
基本的には不快な症状なので、なくしたいですよね。
本日は何故気象病になるのか。
何故、天気の悪い日や、雨の日、雨が降る前に
体調を崩すのかを説明していきますね。
気象病について
「気象病は気分の問題なので、
病院に行くときには、精神科に行きましょう」
・・・と書いてあるサイトがありましたが、絶対にやめてください。
それから、
「気象病で朝調子が悪い時は、
熱いシャワーを浴びて交感神経を高めましょう」
・・・と書いてあるサイトもありましたが、絶対にやめてください。
気象病は単純に、低気圧によって交感神経が刺激される症状です。
何故低気圧になると交感神経が優位になるのか。
これは凄く簡単な理由で、野生時代には雨は天敵だったからです。
雨に濡れると、体温が下がり、体温を上げるためにはカロリーと体力を使います。
ブルブル震えて体温を上げることで、病気などに対抗するわけですね。
そうしないと、体温が下がり、菌の蔓延する自然界では生きていけませんから。
そして、その際には雨に濡れないために、動ける身体になる必要もあります。
だから、交感神経を働かせて、動ける身体に作り替えるわけですね。
細かい反応は、気圧が下がると内耳に刺激が行って・・・。
と色々あるのですが、それそのものは別に重要ではないので割愛します。
本来、雨から逃げるために重要だった交感神経ですが、
現社会では交感神経が優位になりやすい場面が多すぎます。
狩りなどの有事の際にだけ働けばよかった交感神経が、
今は無駄に働き続けている状態になっており、
症状が出ないラインにいた交感神経が、
低気圧などの刺激でラインを越えてしまうと、症状が出るのです。
なので、気象病で出る症状は基本的に自律神経症状です。
例えば、頭痛や不眠、憂鬱、倦怠感などはその代表ですね。
神経痛、関節痛に関しても、交感神経が優位になることで、
筋肉が固くなり、血流が悪くなるので、生じる反応です。
なので、天候によって調子が悪くなる、というのは、
体質なんかではなく、普段の姿勢や、日常ストレスを多く抱えており、
そのギリギリ耐えられるラインを越えてしまったときに出る、というのが、
正しい症状の出方、出ている原因となります。
以前担当していた患者さんでは
「体調良くなったんだけど、雨が予測できなくなったわ(笑)」
という方がいました。
雨の前日は頭痛がしていたそうですが、治ってしまったそうです。
・・・良いことじゃないですか(笑)
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