当院には専業主婦の方も多く来られます。
ほぼすべての方が自律神経失調症のご相談ですね。
家のことだけなのに、と言われますが、
家事は同時進行のマルチタスクでの仕事を求められるので、
実はかなり脳と自律神経に負担がかかるのです。
後は、理解を得られにくい、というのもあるみたいですね。
実際、当院に来る方は、
「仕事もしてないのに・・・」
や
「あの人はあんなに元気なのに・・・」
など、卑屈になっている方が多くいらっしゃいます。
比べだすときりがありません。
ただ、その卑屈になっているのも、
実は自律神経の問題です。
なので、自律神経を整えれば、
実はメンタルもどんどん良くなるのです。
1.自律神経失調症の原因となるもの
1-①カフェイン
1-②実働時間
1-③意味のない運動・ストレッチ
2.症状が出る原因
2-①交感神経が刺激される
2-②水分・睡眠不足
2-③姿勢
3.治す方法と個人の注意点
3-①背骨を整え、筋肉を緩める
3-②生活リズム、水分の見直し
3-③必要な運動の導入
4.総括
5.関連リンク
多くの方が間違えるのが、ストレスです。
ストレスは関係ありません。
というか、どうにもできません。
なので、ストレスをなんとかするのではなく、
その他の原因をなくすことで、
ストレス対策をして下さい。
心療内科、精神科でストレスが問題と言われたら、
通院を今すぐやめてください。
絶対にそこで治ることはありません。
また、純粋な自律神経失調症の症状とは、
不眠、イライラ、不安感、不整脈、胃もたれ、便秘、下痢、PMSなどです。
頭痛、肩こり、腰痛などは別の要素のことが多いです。
勿論、自律神経の乱れに連動して出ることが多いですが、
自律神経だけどうにかしても、改善しません。
当院は自律神経の治療とともに、
身体も改善させるので、なんでもご相談くださいね。
主婦の方で一番問題となるのが、
このカフェインです。
お茶、紅茶、コーヒー、チョコなど、
色々なカフェインのものを食べています。
上記のものでよく口にするものはありませんか?
これがかなり悪影響を及ぼします。
もし、摂っているようであれば、直ぐに辞めてください。
大好きなのであれば、一日1回は大丈夫です。
減らしすぎると、今度は禁断症状のように、
強いストレスがかかるので、そのストレスは流石に悪影響です。
主婦の方で大きな問題となるのが、
実質休日がない、というところです。
これ、私も言われるまで気が付かなかったのですが、
主婦の方って365日家事があるんですよね。
外食に行ったからといって、
洗濯や朝昼の食事準備はありますし、
掃除やその他家事など、何もない日はないようです。
そして、更に厄介なのが、
どうやっても時間が短縮できなかったり、
時間が限定されるところです。
例えば、普通の仕事であれば、
効率よく詰めることができますが、
家事の場合には、朝昼夜と、絶対に変更できないことがあります。
なので、結局、時間になれば仕事がある、
というような状態になります。
また、自律神経失調症の方は、家事を頑張り過ぎる傾向にあります。
毎日頑張るのではなく、疲れている時は絶対に手を抜いてください。
仕事でも常に100%ですることはないと思います。
意外と多いのが、これ。
日中、家事などが開く時間に、
運動やストレッチ、筋トレをする方がいるのですが、
これがマイナスに働いていることが非常に多いです。
運動はウォーキングだけで十分ですし、
ストレッチは人によってするべきものが変わります。
自律神経失調症の方の多くは、
肩こり対策として、肩を引いたり、すくめたりする運動をします。
実はそれが悪影響になっています。
また、腹筋やスクワットなどをする方もいますが、
これらも人によってはマイナスの影響になります。
思い付きで運動はしないでください。
するのであれば、ウォーキングだけで十分です。
自律神経の症状が出るのは、
要するに疲れすぎていたり、
背骨が歪むのが問題です。
自律神経は背骨の中を通るので、
背骨が歪むと、自律神経の働きがおかしくなります。
更に、疲れがたまっているにも関わらず沢山働くと、
交換神経はどんどん刺激され、より強く働くようになります。
その結果、交感神経のスイッチが切れなくなり、
メンタルや、不眠、内臓系が、
交換神経由来の状態になるわけです。
一番の原因はこれです。
ストレスが原因と言われるのも、
結局はここですね。
ただ、そのストレスはどうしようもないので、
気にしないでください。
交換神経はイライラでだけ刺激されるわけではありません。
例えば、楽しいことや、悲しいこと、
喜ぶことや、驚き、興奮することなど、色々な感情の時に刺激されます。
これらはまとめてストレスとなるわけです。
イライラだけではありません。
適当な病院や整体院のいうストレスをなくしてください、
というのは、感情の動かない生活をしてください、ということです。
楽しい日を過ごしても、悲しいことがあっても、
夜眠れない日もありますよね。
それが、交感神経が刺激されている、ということなのです。
先に書いた通り、これをどうにかするのは無理です。
ただ、そういう刺激を受けても、
交換神経が常に高ぶっていなければ、
自律神経の症状が出なくなるので、
自律神経を落ち着ければ、ストレス耐性が付くのです。
主婦の方の場合、一番気を付けないといけないのは、
全てを完璧にする、という考え方です。
毎日掃除、料理、洗濯、買い物を完璧にしようと思わないでください。
それが自律神経を一番刺激することになります。
水分は2リットル。
睡眠は8時間。
これが出来てない場合、自律神経は乱れやすいです。
睡眠は難しい場合もありますが、
水分2リットルは絶対に守ってください。
また、夜に睡眠時間が取れない場合は、
家事をサボって寝てください。
冷凍食品を食事に出そうが、お惣菜を出そうが、良いです。
まずは、最低限必要な睡眠時間を確保してください。
病院に行っても無駄なので、その時間で寝てください。
食事に気を付けるよりも、水分を摂ってください。
仮に、今病院に行って、食事に気を付けているのに、
体調が改善してない場合、その対策は無駄としか言いようがありません。
自律神経の乱れている主婦の方で多いのが、
料理などで猫背になるから、と肩を引く形になることです。
猫背で自律神経失調症の方は殆どいません。
平背、ストレートネックが、自律神経失調症の方の特徴です。
訳の分からない方を引くストレッチや、
肩をすくめる運動は体を悪化させるだけなので、
今すぐに辞めてください。
そのストレッチをすると、一瞬スッキリする、
という方がいますが、それをする前と比べて、
少しでも改善していますか?
ほぼ、間違いなく悪化しているはずです。
イメージではなく、事実を考えてください。
当院での治療方針です。
細部はその人によって異なるので、
参考程度にしてください。
来院時に細かくお伝えします。
自律神経失調症は、要するに歪んだ背骨で、
筋肉が間違った使い方をしているのが問題なわけです。
そのため、当院では背骨を整え、筋肉を緩めます。
特に、背骨も筋肉も全体を整えることで、
より効果を出し、良い状態を維持できるようにします。
背骨の歪みは自律神経の働きを歪めます。
自律神経は背骨の中を通っています。
背骨が歪んでいればそれに合わせて筋肉が固まるわけですから、
自律神経に連動して肩こりや腰痛も出るわけです。
まず、家事の負担を減らすこと。
睡眠時間を8時間確保すること。
そして、カフェインを全てやめ、
水分を2リットル摂ることが必要です。
サプリなどよりも、水分が重要です。
ストレッチなどよりも、睡眠が重要です。
より良い睡眠をとるためにストレッチや運動をしても、
その時間を睡眠時間に充てる方が、自律神経には良いのです。
まず、自律神経失調症の方の殆どは、
無駄な運動や、ストレッチが多すぎます。
一度全てやめてみてください。
恐らく、殆ど体調は変わらないはずです。
勿論、正しい運動を指導されている場合もありますが、
それがちゃんと効果を発揮していたり、
納得できる説明を受けていれば、
このページを見ていることはないと思います。
なので、その運動はほぼ間違いなく無駄です。
その時間で、体を休め、水分摂取をしてください。
当院でお伝えする運動は、すべて合わせて1分程度で終わります。
何故か?
それくらいで十分効果が出るからです。
一生懸命運動をしても、健康にはなれません。
必要な運動を最低限入れるのが、重要なのです。
勿論、これは人によって異なるので、
SNSなどで見た適当な運動は絶対にやめてください。
するのであれば、ウォーキングだけですね。
ジョギング、サイクリングは趣味でない限り、やめてください。
まずは、不調を抱えている場合は、
整体などに行ってケアをするのがお勧めです。
一番の理由は、あなたの問題点が明確になるからです。
色々なサイトを調べても、結局はごく一部なので、
合わないことの方が多いです。
重要なのは、その方に合った対策です。
それには自己判断で決めるのは無理です。
お早めに体のケアをするようにしてくださいね。