肩こりを起こす筋肉は2つの筋肉に分かれます。
「僧帽筋」と「肩甲挙筋」と呼ばれる筋肉です。
それらは両方とも、首から肩甲骨につながっているので、
固まってしまうと、よく言われる肩こりの部分が凝るわけです。
勿論、そのほかにもありますが、今回は特に多い肩こりに限局させていただきます。
それらの筋肉が固くなり、血流が悪くなったり、伸びなくなることで、動きが悪くなり凝っている感覚を引き起こすのです。
肩こりはデスクワークの方にとりわけ多いです。
よく肩こりと言われる場所の筋肉は肩甲骨を少し持ち上げて固定する筋肉です。
肩甲骨がフリーになっていると、腕の動きは不安定になってしまうので、固定したほうが仕事をしやすいのです。
また、姿勢が悪くても肩こりは生じます。
例えば猫背の場合には肩甲骨が外に開き、前に流れます。
そうなると、 肩甲骨が落ちないように上記の肩こりを起こす筋肉を使い過ぎてしまうのです。
勿論、単純に肉体労働で使い過ぎる場合にも生じますので、どんな方にでも起こるものと思ってください。
肩の筋肉の使い過ぎ、姿勢の悪さから上記の筋肉二つへの過剰な負担から生じることが多いです。
使われ過ぎた筋肉は固くなるので、凝ったような症状がでます。
そして、それが続くと手指のしびれや、頭痛などにもつながるのです。
肩こりは万病の元、といった方も居ましたが、首につながる筋肉であったり、腕への血流の通り道であったりするため、様々な症状につながってしまうわけです。
逆に言うと、肩の筋肉が過剰に使われない姿勢や動作などをすることで、長年困っていた肩こりはすぐに解消する方もいます。
ただ、固まり過ぎてしまった肩こりは錆のようにこびりついているので、姿勢を良くして放置しても治ることはありません。
ある程度外力からのアプローチが必要で。緩める努力が必要になります。
基本的には良い姿勢を取り、自律神経を整えて。筋肉を柔らかくすれば改善していきます。
勿論、先に書いた通り、マッサージやストレッチでも改善は見込めますが、根本原因が取れていないので、すぐに戻ると思ってください。
特に揉み解しなどで施術を受け、すぐに戻るという方が多いですが、そういう場合には逆に筋肉を押し固めている可能性があります。
勿論、ほぐれているものの、姿勢などが悪いせいでまた固まっている可能性もあります。
そのため、強いマッサージなどではなく、必要最低限の刺激で柔らかくなる刺激のほうが改善しやすいです。
結局は、悪さをしている自律神経と筋肉を整え、姿勢を気を付けていくしかないのです。
上記の通り、筋肉を固めないことと、姿勢を改善させることです。
そして何より、自律神経を良い状態に維持することが大切です。
セルフケアとしては、首回りや、肩甲骨周りの筋肉をストレッチすることが大切です。
よくマッサージ棒などでしている方もいますが、そういう方の場合には強く圧し過ぎて筋肉を固める場合もあります。
そう考えると、やはりストレッチ程度の刺激のほうが効果を出しやすいです。
ストレッチも、痛いほどは絶対にしないでください。
少し突っ張るくらいで、気持ちの良い程度がベストです。
ただ、あまりに難い状態で行っても効果は低いので、ベストでいえば最初ある程度筋肉が緩むまでは施術を受けるのがベストです。
人によって原因は様々あります。
上記に書いた以外にも問題を引き起こしているものは様々です。
当院の施術、説明、セルフケア、予防はオーダーメイドで提供させていただいています。
その方にあったものを提供させて頂いてますので、まずは一度お越しください。
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